仏教で語られる宇宙の法則の一つをご紹介したいと思います。


前回お話した縁起と関連がある

十如是(じゅうにょぜ)について今回はお話ししたいと思います。

仏教的には、如是(にょぜ)の意味は

そのように、そのもの、物事の法則、真如(物事の本質)との意味合いがあります。

十如是は、

如是相・如是性・如是体・如是力・如是作・如是因・如是縁・如是果・如是報・如是本末究竟等となります。

それぞれの意味は、もの・人には

1.相=固有の姿がある=その人の姿
2.性=固有の性質がある=その人の性格
3.体=固有の体(遺伝子)がある=その人の遺伝子
4.力=固有のエネルギーがある=その人のエネルギー
5.作=上記個が他へ作用する=その人は他人(もの)へ作用する
6.因=個が因となる=その人が原因
7.縁=印に導かれてが縁が生じる=その人が原因となり縁が引き寄せられる
8.果=因と縁により結果が生じる=その人の因と縁から結果が生じる
9.報=結果が相へ影響を与え循環し繰り返す=人に生じた結果が人の相へ影響し上記循環を繰り返す
10.本末究竟等=上記の相から報への循環は宇宙全般に等しく貫かれた法則=人生
は相から報への循環

上記十如是は、

縁起の法則の前提とその後の流れと循環を提示する宇宙全体を貫く壮大な法則です。


上記法則はあなたの人生にも当てはまります。

1.あなたの在り姿があり、
2.あなたの性格があり、
3.あなたの遺伝子・業(カルマ=過去世すべて結果)があり、
4.あなたのエネルギーとそのベクトル(方向性)があり、
5.あなたの存在が他の存在へ働きかけ、
6.あなたが原因となり、
7.あなたの存在に他の存在が引き寄せられて縁となり、
8.あなたにその結果としての現実が生じ、
9.あなたにとってその結果があなたの相(良相・悪相)に影響をもたらし、上記循環を繰り返す
10.あなたの人生全般に一つの例外もなく等しく上記法則が貫かれている

十如是の教えは、自己とすべてとつながっているということを我々に気付かせてくれます。

そのつながりの仕組みを説明しているのが十如是ともいえると思います。

十如是の循環を繰り返すことにより、人間が磨かれてゆくのかもしれません。

僕自身がこの十如是の教えに出会い、自分自身が変化することにより(因)、ささやかな変化(果)を起こすことができるという希望を持つことができました。

あなたに大きな力があれば、世の中に大きな変化を生み出すことができることをこの教えは我々に示してくれています。

この十如是の教えがあなたに何か少しでもご参考になれば、望外の喜びです。


上記掲載写真すべては僕が仏教の聖地アヌラーダプラで撮影したものです。