仏教の教えの中に菩薩(ぼさつ)がとるべき行動規範として、六波羅蜜(ろくはらみつ)というものがあります。

コロンボ博物館展示の仏陀像


菩薩とは、仏教を通じて他の人を幸せにしようと強く決意した人を言います。

六波羅蜜は、以下の六つの内容です。

布施(ふせ):人の悲しみを除き人に幸せを与えるすべての行為
持戒(じかい):幸せに生きていくためにしてはいけない行為
忍辱(にんにく):自分も人も傷つけない調和のとれた行為
精進(しょうじん):人間性を高めるための努力
禅定(ぜんじょう):心身ともに真理と一体となった状態
智慧(ちえ):人がそれぞれ持つ個性と人間に共通した無限の可能性を同時に洞察する能力

本日は六波羅蜜の最初に位置付けられる布施についてお話ししたいと思います。

布施で有名なのは物施・財施・法施です。

物施:人に物を与えること
財施:人にお金を与えること
法施:人に仏教の教えを伝えその人を幸せに導くこと

自分自身が持っていて、ほかの人に与えることができるものを喜んで提供することです。

その行為によって、人に喜びを与え悲しみを除くとともに、自分自身を心が豊かになるwin-winの教えです。

他にも布施は無限にあります。

眼施:優しいまなざしを人に与えること
和顔悦色施:優しいほほえみを人に与えること
座施:席を譲ること
食施:食べ物を与えること
泊施:留まる場所を与えること
心施:心を使って人に喜びを与えること
身施:体を使って人に喜びを与えること
等々

上記のようにいくらでも布施は可能です。

僕が大学生の時仏教書を読んでいて、

眼施という言葉を知った時の仏教に対する熱い思いは今も忘れません。

コロンボ博物館展示の仏陀像